シルクドソレイユのショーには、大きく分けて、
ツアーショーとレジデントショーの2種類があります。
ツアーショーは、専用のビッグトップと呼ばれるサーカス・テントで上演される
世界各国を巡るツアーショーです。
一方、レジデントショーは、専用の常設劇場(レジデント・シアター)だけで
公演されるショーのことです。
常設劇場の最大の魅力は、なんといっても劇場が公演される演目に合わせて
設計・建設されるため、よりスケールの大きなショーが可能になることです。
今回、日本で公演される「ZED」は、日本初のレジデントショーになります。
現在、常設劇場があるのは、
ラスベガス「ミステール」「オー」「ズーマニティー」「ガー」「ラブ」、
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート「ラ・ヌーバ」、
マカオ「ザイア」、
東京(正確には千葉ですが・・・(^^;;)「ゼッド」
の4か所で、期間限定で
2007年からニューヨークで 「ウィントゥック」が上演されています。
今後の予定としては、
2010年に、ドバイとロスアンジェルスにも
常設劇場ができ、レジデントショーが上演される予定です。
これらのレジデントショーは、世界から称賛される素晴らしいオリジナリティと
壮大なスケールを併せ持ち、世界各国からリピーターが訪れ、
多くの人々を魅了し続けています。
レジデントショーの紹介
O(オー)
ベラージオ(米国・ネバダ州ラスベガス)
フランス語で水を意味するeau(オー)に基づくネーミング。
シルク・ド・ソレイユの名声を一気に広めた代表的な演目。ステージが一瞬のうちに巨大なプールになってしまうという、初見では理解できないほどのインパクトを与えた舞台装置。それにより、それまでのシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスにシンクロナイズド・スイミングの要素が加わり、かつて体験した事のない世界観を作り上げたと絶賛された。開演当初は、あまりの人気で全く予約が取れず、その事で世界中に知られるきっかけになった。
Mystere(ミスティア)
トレジャー・アイランド(米国・ネバダ州ラスベガス)
1993年から上演され、シルク・ド・ソレイユがラスベガスで現在の大成功をおさめるきっかけになった演目。シルク・ド・ソレイユの「前衛的なサーカス」という、原点というべき形がここにある。世界各地で数多く上演される様になった現在でも、ファンの間では「最もシルクらしいシルク」と言われ、現在も形を少しずつ変えながら進化を続け、その人気は衰えていない。
Zumanity(ズーマニティ)
ニューヨーク・ニューヨーク(米国・ネバダ州ラスベガス)
ZUMANITY(動物園の Zoo と、人間らしさのHumanity を掛け合わせた造語)
性をテーマにしている大人向けの演目。開演当初から賛否両論。熱狂的なファンと失望してしまうファンに分かれる。誰でも楽しめるシルク・ド・ソレイユを、あえてかなぐり捨てたかのような、哲学的にお下劣な内容に徹している。劇場としても非常に狭く、目の前でパフォーマンスを見る事が出来る。
La Nouba(ラ・ヌーバ)
ダウンタウン・ディズニー(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)(米国・フロリダ州オーランド)
フランス語で楽しく騒ぐ事を意味する「LA NOUBA」。
シルク・ド・ソレイユファンの中で最も人気の高いとされる演目。独特の歩き方で現れる大人気キャラクター「ザ・タイタン」の登場から、一気にファンタジーの中に引き込まれる。後発の「O」「KA」のような。圧倒的な舞台装置の凄さではなく、あくまでも人間の肉体の凄さを表現し、フィナーレのパワートラック・トランポリンでは、重力を無視したかのようなパフォーマンスを見る事が出来る。
KA(カー)
MGMグランド(米国・ネバダ州ラスベガス)
KA(人間の心に宿るさまざまな魂の総称)
大評判になった「O」の後に作られた事も有り、度肝を抜く演出はさらにエスカレート。ステージ自体が立体的に浮き上がるという、体験した事の無い圧倒的な空間演出。あまりの奇抜さに、パフォーマーとステージの関係性を文章で説明する事は非常に難しい。シルク・ド・ソレイユの中で、最もメカニカルな演目である。ストーリー性が有り、全編アジアンテイストを感じさせる。
LOVE(ラヴ)
ミラージュ(米国・ネバダ州ラスベガス)
ビートルズをテーマにした演目。他のシルク・ド・ソレイユの演目とは明らかに異なっていて、サーカス的な部分よりも、イメージ的なパフォーマンスが主体になっており、コンサート空間を時代を超えて体感するという趣。2時間のプロモーションビデオをリアルタイムで体感している感覚。ビートルズファンであれば、より楽しめる事は言うまでもない。