シルクドソレイユとは、火喰い芸の大道芸人だったギー・ラリベルテが、
1984年にカナダで設立したエンターテイメント集団です。
ショーのスタイルにはサーカスの伝統様式を取り入れていますが、
演者としての人間を強調する「ヌーヴォー・シルク(新サーカス)」とよばれるもので、
動物を使った曲芸は行いません。
大道芸、サーカス、オペラとロックの要素をふんだんに取り入れ、
体を自在にまげる軽業や、ジャグリング、力業、道化と空中ブランコなどがよく登場します。
ショーに登場する衣装は非常に多彩で、創造的です。
また、シルクドソレイユでは、道化師はでて来ますが、ドタバタ喜劇ではなく、
洗練されたユーモアを追及しています。
道化師ですら、神秘性や芸術性をもち、エレガントなパフォーマンスは
従来のサーカスのイメージをつくつがえしています。
シルクドソレイユは、それまでサーカスにはなかった「ストーリー」という要素を
盛り込み、パフォーマンスは理知的な色彩を帯び、
音楽やダンスによる味付けで、より芸術性を高めることに成功しました。
シルクドソレイユの演目は、ミュージカルと同じで、はじめに楽曲ありきで、
それをもとにパフォーマンスを組み立て、演出や照明を工夫しています。
その崇高なまでに美しい抽象ダンスは、演劇とバレエの世界から
取り入れたといいます。
これらの新しい要素を加えて、シルクドソレイユのショーは洗練を極めたのです。